会社概要

甲野製作所は創業明治32年以来親子4代にわたり、匠の技を継承し続ける日本でも数少ない手作りの銅製品を作っている工場です。1899年初代:金兵衛が京都の鍛冶職に弟子入り後、18歳で大阪市浪速区西神田町で開業しました。当時は客船が出向する際に鳴らす銅鑼(どら)なども製作していました。

2代目:金作は第二次世界大戦中、材料の配給が切れたため、軍需工場に駆り出され大阪の多くの同業者と共に、戦闘機のプロペラのカバー(スピナー)の製作もしていました。戦後は進駐軍のフライパンなどを手がけ、後に家庭用、業務用の銅鍋を中心に卸問屋専門に製造販売するようになりました。

3代目:通弘は明石焼き器やたこ焼き器といった銅製焼き器の種類を増やしながら手作りの技を守り続け、現在に至っています。

4代目:浩正は1998年8月、家庭用の銅製品の需要の増加を受け、ホームページを開設し個人の注文の受付を開始しました。

私どもの製品は、日本全国の老舗の和菓子職人さんや、料理人だけが使う業務用専門としてだけ、卸売りしておりましたので、一般の方々が手に入れるのは、非常に難しいことでした。テレビや雑誌で紹介されると、ご覧になったお客様より、私だけのオリジナルの銅製品を作ってほしいなどの要望を、
たくさんお寄せいただきましたので小売りや注文生産の受付を開始いたしました。

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